車雑談6 タイヤについて

タイヤについてのお話。

通常の車では「国産ならどれでもそんな変わらないし、こだわりもないしなぁ」って人が多いのではないでしょうか。

話が変わり、サーキット走行となると全ての基準がタイヤになるといっても過言でないです。どこまで太いサイズを選択するのか、ハイグリップな銘柄を選択するのか、等々でセッティングまで変わってきますから。

とはいえ、最初はそこまで拘らなくてよいし、グリップと減りはほぼ相関関係なのであまりグリップの高いものを選ぶと交換頻度もすごいことになってしまいます。

そこでざっくりと分類して自分が使いたいものを選ぶ参考にしてもらえば。

1)国産ハイグリップ

ブリジストンのRE71RS、ヨコハマタイヤのAD08R、ダンロップのZⅢ、トーヨーのR1Rといった各ハイグリップモデル。国産なので細かい違いはあるものの、だいたいの性能は保証されています。良く分からなければこの中から選ぶのが安パイです。

国産と言いましたが、最近は実は後に出てくるSタイヤ(セミスリック)には分類されないが、ラジアルタイヤながらSタイヤレベルにグリップする超ハイグリップラジアルがあります。ただし減り方が上記と比べてもかなり早いので間違えない様にしてください。ブリジストンのRE11S、ヨコハマタイヤのA08B、ダンロップのβ10など。

2)国産/海外Sタイヤ(セミスリック)

ブリジストン(RE11S)、ヨコハマタイヤ(A050)、ダンロップ(03G)、トーヨー(R888)、ハンコック(TD Z221)といった銘柄はセミスリックと呼ばれ、公道で使用は可能ですが、推奨はされていないレベルの競技特化モデルになっています。

特徴は排水用の縦溝がないモデルが多く、ドライグリップを極限まで向上させています。またゴム(コンパウンド)の硬さが選べ、耐久レースなどに使う硬いものからコース1周で熱ダレしてまうほど柔らかいものまで準備されています。

さぞかしすごいのだろう、と思うのですが実は各メーカーの開発が止まっていてもう10年は新作が出ていません。モータースポーツの世界的にも現在は1)の超ハイグリップラジアルタイヤに取って代わられつつあります。

3)アジアン(海外)ハイグリップ

新興勢力が毎年のように出てきてシノギを削っているのがここです。
有名なところだとフェデラル(SS595RS-R)、ハンコック(R-S4)、ナンカン(NS2)、ATR(AR-1)等々。価格帯やグリップ、耐久性など様々なものがあるのでハマればコスパが良い銘柄と巡り合えます。

4)代理店系新興勢力

ゼスティノ、ゼクノバ、ヴァリノ等々新たなメーカーが出てきているので興味があればこちらも尖った製品がラインナップされています。

最初の導入にオススメは国産ハイグリップです。国産は品質が安定しているので基本的にはオススメですが、車種によってはタイヤサイズが大きくて金額が・・・となる場合があるのでアジアンハイグリップも選択肢。という感じですがアジアンは多少調べないと良いものが分からないと思うのでまた別で記事にしたいですね。