車雑談5 チューニングパーツについて

さて、車のベースの話から今度は改造する話になります。

世の中にはたくさんのチューニングパーツがあるのですが、ツボを抑えておけば最低限のパーツ=お金もかからずタイムアップできると思いますよ。

オススメのパーツ

1.バケットシート+4点ベルト

とりあえず最初に入れて欲しいのがバケットシートと4点ベルト。これは車自体の速さではなく「自分の操作の正確性」の向上です。特に最初のうちは横Gに慣れないので正確な操作はほぼ不可能です。最近のスポーツカーはレカロシートだったりスポーツに向いたシートが最初から装着されていたりもするのですが、最大限横Gをかけた時に体が安定するのはフルバケットシートです。事情があってフルバケットシート以外を選択する場合は、尻から太ももあたりのホールド具合を確認しておくと良いでしょう。上半身はセミバケットシートでも結構ホールドしてくれるものが多いのですが、下半身はシートの種類や自分の体型にも影響されますので。

2.ブレーキパッド

スポーツカーいえども純正パッドはサーキットに対応していないので、パッドは最初に交換しましょう。長い目で見ると消耗品ですので最初はそこまで高級なものでなくて構いません、メーカー表記でサーキット想定になっていて、耐熱温度も600℃あれば十分です。もっとすごいブレーキパッドもありますが、タイムアタックの場合は2~3周走ったらクーリングを入れることになるのでブレーキパッドも有る程度で大丈夫という算段です。

3.タイヤ

これも車種にもよりけりですが、アジアンタイヤで良いのでそこそこハイグリップと呼ばれるタイヤには交換しましょう。
純正のタイヤは快適性重視の為、サーキットでのグリップ力はそもそも考えられていません。減り方も早いので何の得もないパターンが多いです。

ちなみにホイールはまずは純正でも構わないと思いますが、ルックスにかかる部分なので好きにすればいいと思います。

とりあえず最低限で言うならば上記を装着して初サーキット、がベストかなと思います。装着しなくても走れなくはないですが、慣れてからの方が危険度を考えると良いかと思います。

ちなみに意図的に「車高調」を抜きました。
この理由は、ベストな選択肢が「人(の技術)に寄る」「サーキット(環境)に寄る」「チューニング状況に寄る」為、何もわからずにとりあえず買えるものを装着してもタイムにはそこまで影響しない、という理由からです。

何回か走ってみて不満や方向性が出てきたら、購入を検討しても遅くないかと思います。消耗品というほど消耗はしないので、長い付き合いになるでしょうから。すぐに車高を下げたいのも分からないこともないのですが、今しばらく我慢した方がハッピーになれると思いますよ。

あと必須ではないですが、もし最初からタイムを出したい場合は「ECUチューニング」がオススメです。
最近の車でいえば、他のパワーアップパーツよりよほどしっかりパワーが増えますのでタイムに直結します。

この辺りはほんと各パーツ深堀りしていきたいのですがとりあえずはこの辺りまでで!