車雑談7 セッティングについて

今回はセッティングについてです。
「セッティングはチューニングカーがやること」と思ってる方のための誰でもできるセッティング術です。

例え完全ノーマルだとしてもセッティングは可能です。もちろんそれはサーキットでタイムアップにつながります。車高調などがあればセッティングとしての幅は広がりますが、まずはノーマルでも、誰でもできる部分をピックアップします。

1)タイヤの空気圧

タイヤの空気圧は車に取ってとても大切です。サーキットでも同じです。

もちろんプロドライバーやレーシングカーにだって空気圧は一番大切な部分です。そこをどノーマルでもセッティングできるんですから、いいことですよね。

ちなみに車に設定されている推奨空気圧は通常の走行の為のものなので、サーキットでは変わります。

通常のタイヤ(極端に扁平が薄いとか、特殊な超ハイグリップでない)では、まずは操作感を頼りに調整してみると良いかと思います。

ステアリングを切ってぐにゃっとして思うように曲がらないなら空気圧を上げる、逆に機敏すぎると思ったら下げる、(少し感じるのが難しいかもしれませんが)リアが突っ張ってる気がするならリアを下げるetc…

ちなみに上げるのが正解か、下げるのが正解かは状況にもよるのでまずはやってみるのが一番かと思います。空気圧変えるのはタダなのでいくらでも試しましょう。

とりあえず自分の空気圧計は1つ持っていきましょう。
あと思いきり変更した場合は帰る前に元に戻すのも忘れないようにしましょうね。

2)重量物を下ろす

一言で言えば軽量化です。軽さはスポーツ走行に本当に影響を与える要素なので、軽い方がいい訳です。下ろせる荷物は下ろして走行しましょう。

例えば(最近減りましたが)スペアタイヤが装着されている車は外してみるといいでしょう、それだけで4~5kgは軽くなります。後部座席が簡単に取り外せるならそれも有りですね。

またガソリンもサーキットの中で買えるなら最低限だけ入れて走れば20kg以上軽くできます。ただし、サーキット買えない場合は帰りのガソリンスタンドまでは走れるように計算しないと帰り道で止まっちゃいますよ(゚д゚;)

3)シートポジション

シートポジションは正しい操作をするのに不可欠なので、ここもセッティングとして調整しましょう。正しい操作方法は他のサイトや今後の記事に譲るとして、まずは操作してて無理がない姿勢にしましょう。まずはアクセル、ブレーキ、クラッチがきっちり踏めるか、ステアリングを目いっぱい切っても腕が伸び切らない、シートから背中が離れてしまわないか、といったところです。普段のドライブ姿勢はリラックス重視でしょうから、いつもとは多少違うかもしれません。

またスポーツ走行中は横Gが強くかかるのでそこも想定して自分のポジションを作ることができるとなお良いですね。

番外編)アライメント

車高調が無いとアライメントなんて、と思ってる人がいたらそれは間違いなのです。アライメントはノーマルの車でも取れますし、重要な要素です。
ノーマルでもトーや(一部車種は)キャンバーも調整できるので、お店でしっかりアライメント取ってから行くだけでも違いはあると思いますよ。
逆に車高調をつけるとアライメントの幅がすごく広がるので、ドツボにハマるとずっとイマイチな状態から抜け出せない可能性もあるんですね。その辺りも実は最初から車高調をオススメしない理由でもあるのですが、あれば便利ですね。

ということで、誰でも簡単にできるセッティングについてでした!どんなスポーツ走行(例えばオートテストでも)でもこの辺りは活用して走ればタイムアップが望めるので、ぜひ使っていきましょう。