車雑談4 今時の電子制御について

昨日までと少し代わって電子制御のお話。

今時の電子制御はほんとたくさんセンサーがついてますし安全になるように出来てます。

昔からあるもので
ABS(Anti-lock Brake System) :急ブレーキ時のブレーキロック防止

TRC(Traction Control System) :駆動輪のスリップ防止

最近の車では更に

VSC(Vehicle Stability Control) :スピン防止 ※VSCはトヨタの名称、メーカーによりホンダはVSA、日産だとVDCとか言いますが基本的に同じシステムです

が装着されているものが多いです。というかごく最近の車はほぼすべてについてますね。

他にも新しくなればなるほどたくさんの電子制御はありますが、今回は上記についてのお話になります。

装着初期(90年代後半~00年後半程度)のABS、TRCはまだ制御が未熟な為サーキットでは嫌われる傾向があり、キャンセルする人が多いです。キャンセルする方法も車種ごとに調べつくされているので好きな方法で走ることができました。

ただ、それ以降VSCが装着されたり、制御システムが向上してくるとそもそも解除することが難しくなってきます。現行86(ZN6)なんかは解除ボタンがあるにも関わらず完全には解除できなかったり。(その対策方法も有りますが)

この制御を切る、切らないは個人の好みや、基本的に昔から走ってる人だとついていないのが基本なので要らない、という方もいるかもしれませんが。

たまに「ABSはオフで走らないと運転うまくならないよ」って人が本当にいるんですが、私の意見としては、「最初はON、不要と感じてからOFFを試す」が重要でないかと。最初から食わず嫌いは良くないですって話ですかね。

基本的には安全のための装備なので、サーキットを走っていても安全な方向には働いてくれます。有効に使いましょう。

走り込んでくるとまずVSCは邪魔に感じる様になってくるのではないかと思うので、そこから1つづつ電子制御のオンオフを試してみるのが良いかと思います。

あ、ちなみに最近の自動ブレーキはサーキットで効いてしまうと意図せず急ブレーキがかかって危ないのでオフにして走ることを忘れないようにしましょうね。